憲法・刑法をメイン素材として【論点】を巡る学説を可能な限りシンプルに分析したり、【過去問】の分析などをしてます。 理系からロースクールに入学した女学生・【神渡(カント)さん】と、男性教授・【玄人(クロード)先生】の対話などを主として物語は進みます。 単に学説を分析するだけではなく、その分析結果を過去問や判例の理解にどう活かせるかについても検討する予定です。

「合意」を中心にして見えてくる民法の世界ー【合意原則】9・終ー司法試験【対話式 論点分析】

流相: それで、初戸先生、伝統的立場と「合意原則」重視の立場で、訴訟において、債権者と債務者は何を主張・立証するかについてどういった違いが生じるのでしょうか? 初戸: 難しくはないですよ。  簡単に言うと、  伝統的立場では、債権者が…

詳細を見る

無過失の抗弁vs免責事由の抗弁ー【合意原則】8ー司法試験【対話式 論点分析】

初戸: 内在的リスクというのももちろんあります。  内在的リスクは債務者が負うものです。  内在的リスクが顕在化したことに対して債務者の故意・過失は不要だと考えるのが、「合意原則」を重視する考え方なのです。 神渡: 債務者にとっては厳…

詳細を見る

帰責事由vs免責事由ー【合意原則】7ー司法試験【対話式 論点分析】

流相: うん、たしかに。  どうして「合意原則」を重視する先生は「過失責任主義」を債務不履行責任に妥当させてはダメだと考えているのですか? 初戸: それは、「合意原則」を重視する私たちは、「契約の拘束力」を重視するからです。 流相: …

詳細を見る

債務不履行の帰責事由をめぐる争いー【合意原則】6ー司法試験【対話式 論点分析】

初戸: 勢い余って「関係的契約理論」まで説明してしまいましたが、今回のポイントは、「合意原則」がどの論点にどういう影響を及ぼすか?を検討することにあります。  まず、一つ目として、「特定物理論」への影響を検討しましたね。  あと1つ重要…

詳細を見る

「意思」から「関係」へのパラダイム転換ー【合意原則】5ー司法試験【対話式 論点分析】

初戸: たしかに、過激かもしれません。  近代契約法の基本原則である意思主義を修正するのが、「関係的契約理論」ですからね。 流相: そんな過激な理論を導入する必要ってあるんですか? 初戸: 必要があるから導入するんです。  もちろん…

詳細を見る

自律的規範vs他律的規範ー【合意原則】4ー司法試験【対話式 論点分析】

阪奈: 「契約目的に照らした契約規範の構築」という流れですね。  私的自治、契約自由の観点からは当たり前ではありますね。 初戸: その当たり前の原則から民法を捉え直すということです。  思想的には、当事者の「自律的意思決定」に重きを置…

詳細を見る

契約目的の重要性ー【合意原則】3ー司法試験【対話式 論点分析】

流相: 「給付保持力」を考えるうえで一番重要なのは…  何だろう? 神渡: たしか、「給付保持力」というのは、 「債権者が債務者からの給付を保持することのできる権能」(潮見佳男『プラクティス民法 債権総論[第3版](信山社、2007年…

詳細を見る

債権の本質「請求力」vs「給付保持力」ー【合意原則】2ー司法試験【対話式 論点分析】

初戸: 債権とは何か?に関して大きく2つの考え方があります。 阪奈:  権利意思説と権利利益説  ですね。 初戸: 良く知ってますね。  どういう内容ですか? 阪奈: 権利意思説とは、権利を、自然現象や他人の行為を支配す…

詳細を見る

特定物ドグマって?ー【合意原則】1ー司法試験【対話式 論点分析】

---コンコン--- 阪奈: 初戸先生、こんにちは。  今、よろしいでしょうか? 初戸: はい、どぉぞー。 阪奈: 失礼します。 ---ガチャ--- 阪奈: 授業後にすみません。  今日も初戸先生に質問があって神渡さんと2人で…

詳細を見る

結局、故意とは?―【抽象的事実の錯誤論】6・終―司法試験【対話式 論点分析】

玄人: 同意殺人罪を「単なる殺人」を構成要件に含む犯罪類型とした場合に、同意の認識は不要となるのではないか? ということによく気が付いた!流相。 流相: そ、そうですか!  なんか久しぶりに褒められて嬉しいです。 神渡: たしかに、…

詳細を見る

同意殺人罪の構成要件の解釈―【抽象的事実の錯誤論】5―司法試験【対話式 論点分析】

流相: あ~~…  もう訳わかんない…。 玄人: ゆっくり考えれば分かる! 神渡さんはこう言った。 客観的に同意殺人罪の構成要件が実現されているといえるためには、論理的に、殺人罪の構成要件該当性が認められる場合には、常に同意…

詳細を見る

殺人罪と同意殺人罪との包含関係―【抽象的事実の錯誤論】4―司法試験【対話式 論点分析】

玄人: 要するに、違法の量の軽重と構成要件の重なり合いは別なんだよ!  もし、同じだとすると、器物損壊罪と殺人罪に重なり合いが認められてしまうはずだ、なぜなら、違法の量は前者が軽く後者は前者を含み重いからだ。  でもそんな結論を認める学…

詳細を見る

違法の量の軽重と構成要件の重なり合い―【抽象的事実の錯誤論】3―司法試験【対話式 論点分析】

流相: 認識不要説・必要説がなんか関係ありますか? 玄人: 関係する!  殺人罪と同意殺人罪とが重なり合うかどうか、要するに、軽重の関係にあるかどうかに関係してくるからな。 流相: はぁ…。 阪奈:・認識必要説は、同意殺人罪が成立す…

詳細を見る

購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信することができます。

23人の購読者に加わりましょう

Twitter

参加ブログランキング

応援クリックのご協力お願いします!!
 ↓   ↓   ↓   ↓  
にほんブログ村 資格ブログ 司法試験へ

About Copy Right

※当ブログにおける文章および内容・キャラクターは当ブログオリジナルのものであり、著作権は当サイトにあります。
商用・私用を問わず当サイトの著作権記載の無い【無断転載・無断印刷・無断複製、模倣および転用】を固く禁じております。
※当サイトは司法試験に関するブログやサイトに限り、リンクフリーです。サイト名とリンクをお間違えの無いようお願いいたします。
また、当ブログへのコメント・トラックバック、クレジット付きのリンク引用などは歓迎しております。
その場合、連絡は不要です。