【司法試験 刑法過去問平成26年度第1問】をKindleにて発売中!
【司法試験 刑法過去問平成26年度第1問】 をアマゾンのキンドルで出版しました。 ・不作為犯 ・不作為の共同正犯 ・不作為の共犯 がメインの論点となっています。 作為と不作為の異同から検討しながら、共同正犯と共犯の異同を踏ま…
詳細を見るKindle版【憲法答案作成の思考枠組み】発売中
amazonから電子書籍が発売されました。 【憲法答案作成の思考枠組み】 です。 このサイトで対話形式で書かれた内容を、内容はそのままで対話形式から読者へ語り掛ける方式に変更しております。 対話形式から語り掛け方式へ変更しているため…
詳細を見る責任説が採用する故意の体系的地位は?―司法試験【対話式 論点分析】刑法総論・違法性の意識-4
神渡: 故意の体系的地位については、 ・構成要件要素 ・責任要素 ・構成要件要素+責任要素 と大きく3つあるかと思います。 流相: ここら辺は構成要件の理解とも絡んでとてもややこしい… そこまで分析しなくてもい…
詳細を見る故意の成立に必要な事実の認識は?―司法試験【対話式 論点分析】刑法総論・違法性の意識-3
玄人: 具体例は、 Xは、犬猿の仲のYがズボンの後ろポケットに手を入れてスマートフォンを取り出したのを見て、ナイフを取り出したと誤信し、自分の身体を守るために、傷害の故意(未必の故意含む)をもってその腕を叩き落として腕に傷を負わせ…
詳細を見る誤想防衛の扱い―司法試験【対話式 論点分析】刑法総論・違法性の意識2
玄人: 良い質問だ。 厳格責任説と制限責任説の違いはどこにあるのか? 違いが出る事例を知っているかな? 流相: え~と、たしか… なんだったっけ? 阪奈: 誤想防衛の扱いだと思います。 流相: あ~~! そうだった。 …
詳細を見る故意説と責任説―司法試験【対話式 論点分析】刑法総論・違法性の意識1
神渡: 阪奈さん、違法性の意識ってむずかしいね。 阪奈: そうね、学説が複雑に入り組んでいるからね。 流相: お~い!神渡さ~ん! そこにいたんだねぇ。 阪奈: あっ、見つかった… 流相: はぁはぁはぁ、久しぶりに走ったから息が…
詳細を見る「合意」を中心にして見えてくる民法の世界ー【合意原則】9・終ー司法試験【対話式 論点分析】
流相: それで、初戸先生、伝統的立場と「合意原則」重視の立場で、訴訟において、債権者と債務者は何を主張・立証するかについてどういった違いが生じるのでしょうか? 初戸: 難しくはないですよ。 簡単に言うと、 伝統的立場では、債権者が…
詳細を見る無過失の抗弁vs免責事由の抗弁ー【合意原則】8ー司法試験【対話式 論点分析】
初戸: 内在的リスクというのももちろんあります。 内在的リスクは債務者が負うものです。 内在的リスクが顕在化したことに対して債務者の故意・過失は不要だと考えるのが、「合意原則」を重視する考え方なのです。 神渡: 債務者にとっては厳…
詳細を見る帰責事由vs免責事由ー【合意原則】7ー司法試験【対話式 論点分析】
流相: うん、たしかに。 どうして「合意原則」を重視する先生は「過失責任主義」を債務不履行責任に妥当させてはダメだと考えているのですか? 初戸: それは、「合意原則」を重視する私たちは、「契約の拘束力」を重視するからです。 流相: …
詳細を見る債務不履行の帰責事由をめぐる争いー【合意原則】6ー司法試験【対話式 論点分析】
初戸: 勢い余って「関係的契約理論」まで説明してしまいましたが、今回のポイントは、「合意原則」がどの論点にどういう影響を及ぼすか?を検討することにあります。 まず、一つ目として、「特定物理論」への影響を検討しましたね。 あと1つ重要…
詳細を見る「意思」から「関係」へのパラダイム転換ー【合意原則】5ー司法試験【対話式 論点分析】
初戸: たしかに、過激かもしれません。 近代契約法の基本原則である意思主義を修正するのが、「関係的契約理論」ですからね。 流相: そんな過激な理論を導入する必要ってあるんですか? 初戸: 必要があるから導入するんです。 もちろん…
詳細を見る自律的規範vs他律的規範ー【合意原則】4ー司法試験【対話式 論点分析】
阪奈: 「契約目的に照らした契約規範の構築」という流れですね。 私的自治、契約自由の観点からは当たり前ではありますね。 初戸: その当たり前の原則から民法を捉え直すということです。 思想的には、当事者の「自律的意思決定」に重きを置…
詳細を見る契約目的の重要性ー【合意原則】3ー司法試験【対話式 論点分析】
流相: 「給付保持力」を考えるうえで一番重要なのは… 何だろう? 神渡: たしか、「給付保持力」というのは、 「債権者が債務者からの給付を保持することのできる権能」(潮見佳男『プラクティス民法 債権総論[第3版](信山社、2007年…
詳細を見る