憲法・刑法をメイン素材として【論点】を巡る学説を可能な限りシンプルに分析したり、【過去問】の分析などをしてます。 理系からロースクールに入学した女学生・【神渡(カント)さん】と、男性教授・【玄人(クロード)先生】の対話などを主として物語は進みます。 単に学説を分析するだけではなく、その分析結果を過去問や判例の理解にどう活かせるかについても検討する予定です。

タグ:不真正不作為犯

丙はAの生命の危険を支配していると言えるのだろうか?【対話】司法試験論点分析◇刑法過去問講義-その23-◇平成26年度[刑事系科目 第1問]

神渡: 丙の新たな不作為について殺人罪が成立しないかを検討するわけですね。 阪奈: その必要はあるわ。  <行為の危険性支配>と<因果経過の支配>への当てはめが必要になるわね。 流相: とはいえ、既に甲がAの生命の危険を創出支配して、…

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丙の新たな不作為に殺人罪が成立しないか?【対話】司法試験論点分析◇刑法過去問講義-その22-◇平成26年度[刑事系科目 第1問]

玄人: 不作為正犯の犯罪遂行を困難にする(思いとどまらせる)だけの人的関係が不作為正犯との間にあったか、という基準に当てはめてみてくれ。 流相: え~と、どこにそんな事情がありましたっけ?  ちょっと待ってくださいよ・・・  あっ、 …

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不作為共犯の作為義務の内容は?【対話】司法試験論点分析◇刑法過去問講義-その21-◇平成26年度[刑事系科目 第1問]

流相: じゃあ、不作為による幇助の作為義務の判断基準はどうなりますか?  甲の作為義務を検討した際の基準(排他的支配説)とは違うことになりそうですが・・・ 玄人: 当然そういう質問になる。  神渡さんの質問もそういうことだ。  (1…

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同棲していた丙に、不作為による殺人罪は成立するのだろうか?【対話】司法試験論点分析◇刑法過去問講義-その19-◇平成26年度[刑事系科目 第1問]

玄人: 次は、丙の罪責だ。  どうなる? 流相: 甲と同棲していた丙の罪責ですね。  え~と、丙は7月2日昼前に甲が全くAに授乳等をしないことに気づき、甲の意図を察知しました。  しかし、丙はAに授乳しないのは甲の責任だから、このま…

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危険が現実化したか?【対話】司法試験論点分析◇刑法過去問講義-その17-◇平成26年度[刑事系科目 第1問]

阪奈: <因果経過の支配>が認められるかの検討ね。 神渡: 甲は、Aに生命の危険が生じた7月2日昼前以降もAに授乳等をまったくしなかったと問題文にあります。  Aは甲の母乳だけが栄養源ですから、その母乳をAに与えないという不作為を7月2…

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事実の背後にある人間の心理というか、気持ちというか、そういうものを読み取る意識が必要!【対話】司法試験論点分析◇刑法過去問講義-その16-◇平成26年度[刑事系科目 第1問]

流相: A死亡結果の危険性を甲が自ら創り出していることからすると、甲に<行為の危険性支配>が認められるといえるよね。 阪奈: まだ早いと思うわよ。  甲が自ら創り出した危険性を”支配”したかどうかも検討しないと。 流相: あぁ~~、そ…

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甲に行為の危険性支配が認められるか?【対話】司法試験論点分析◇刑法過去問講義-その15-◇平成26年度[刑事系科目 第1問]

流相: さて、どこまで進みましたっけ? 神渡: たしか、不真正不作為犯の実行の着手時期はどの時点なのか?ということだったと思います。 流相: あ~、そうだった。僕が引っかかった点だったね。 え~と、問題文によると、 7月2日…

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不真正不作為犯の処罰時期は?【対話】司法試験論点分析◇刑法過去問講義-その14-◇平成26年度[刑事系科目 第1問]

阪奈: そうだと思うわ。  だって、殺人罪の不真正不作為犯での処罰は、生命の具体的危険が生じているにもかかわらず、保障人的地位にある者がその生じた生命の危険を消滅させるために期待された作為をしない(=不作為)場合に肯定されるわけだから、論…

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事実へのあてはめ 【対話】司法試験論点分析◇刑法過去問講義-その13-◇平成26年度[刑事系科目 第1問]

流相: さて、いよいよ、あてはめ作業ですね。  学説の理解よりは易しいと思うんですけど・・・ 玄人: ほ~、そうだといいな。 流相: なんか怖いですけど・・・ 阪奈: ともかく早速あてはめまをしましょう。  まずは、学説としては、…

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不真正不作為犯、対立する学説のまとめ 【対話】司法試験論点分析◇刑法過去問講義-その12-◇平成26年度[刑事系科目 第1問]

阪奈: 目的的行為論者でなくても、”因果経過の支配”ということが考えられるのよ。 流相: はぁ?  なんで? 阪奈: どんな学説でも、因果関係を検討するわよね? 流相: うん。  既遂と未遂を分ける分水嶺だからね。 阪奈: そも…

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正犯既遂における危険の支配とは? 【対話】司法試験論点分析◇刑法過去問講義-その11-◇平成26年度[刑事系科目 第1問]

神渡: (c)排他的支配説が流相君がさっき言ったように”正犯性”に着目した見解だとすると、”排他的支配”と排他性を除いた単なる”支配”とはどういう理由で対立しているんですか? 玄人: おぉ、良いところを突くねぇ・・・  正犯にも2つある…

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結果発生の危険性を排他的に支配する 【対話】司法試験論点分析◇刑法過去問講義-その10-◇平成26年度[刑事系科目 第1問]

玄人: ”実行行為”とは? 流相: えっと、犯罪構成要件の実現にいたる現実的危険性を含む行為です。 玄人: まぁ、”実行行為”の定義を巡っては様々な見解の対立があるが・・・ 流相: 知ってます、知ってます。  僕が今言ったのは、大塚…

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”作為による結果惹起との同価値性”のどこに注目するのか?【対話】司法試験論点分析◇刑法過去問講義-その8-◇平成26年度[刑事系科目 第1問]

玄人:(a)先行行為説、 (b)具体的依存性説、 (c)排他的支配説 の理論的関心がどこにあるかを分析しよう。  その際のキーワードは、”作為による結果惹起との同価値性(山口厚『刑法総論[第2版]』(有斐閣、平成19年)88頁)”だ…

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