憲法・刑法をメイン素材として【論点】を巡る学説を可能な限りシンプルに分析したり、【過去問】の分析などをしてます。 理系からロースクールに入学した女学生・【神渡(カント)さん】と、男性教授・【玄人(クロード)先生】の対話などを主として物語は進みます。 単に学説を分析するだけではなく、その分析結果を過去問や判例の理解にどう活かせるかについても検討する予定です。

タグ:実行行為

結果発生の危険性を排他的に支配する 【対話】司法試験論点分析◇刑法過去問講義-その10-◇平成26年度[刑事系科目 第1問]

玄人: ”実行行為”とは? 流相: えっと、犯罪構成要件の実現にいたる現実的危険性を含む行為です。 玄人: まぁ、”実行行為”の定義を巡っては様々な見解の対立があるが・・・ 流相: 知ってます、知ってます。  僕が今言ったのは、大塚…

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作為”正犯”との同価値性 【対話】司法試験論点分析◇刑法過去問講義-その9-◇平成26年度[刑事系科目 第1問]

流相: では、(b)具体的依存性説はどうなんですか? 阪奈: ちょっとは、自分で本を調べたら?  山口先生の本によると、 この見解は、不作為者の法益に対する密着性に着目し 阪奈:とあるわよ。  流相: ということは…

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【対話】司法試験刑法総論・原因において自由な行為の分析(9)終

玄人:いままでの議論をまとめると、次のようになるだろう。 (1)結果行為を実行行為(実行の着手時期)とみて、構成要件該当性、違法性を充たすことを前提に、責任段階で、“行為と責任同時存在原則”をどう考えるか? “行為と責任同時存在原則”か…

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【対話】司法試験刑法総論・原因において自由な行為の分析(8)

神渡 :しかし、分離説が、結果行為時の減少している責任と原因行為時の完全な責任を「併せて1本」として完全な責任を問う見解だということになりますと、“例外モデル”と大差ない気がするんですけど・・・ つまり、分離説は、“構成要件モデル”の1つ…

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【対話】司法試験刑法総論・原因において自由な行為の分析(7)

神渡 :たびたび質問ばかりで申し訳ないですが、同じ“構成要件モデル”でも分離説だと結果行為時に故意を要求すると思うのですが、何故でしょうか? 同視説と分離説の何が違うから故意の要否についての違いが生じているのでしょうか? 玄人 :相変わ…

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【対話】司法試験刑法総論・原因において自由な行為の分析(6)

神渡 :間接正犯そのもので“原因において自由な行為論”を組み立てることはできますか? 阪奈 :“構成要件モデル”には2つの学説がありました。 1つは、実行行為と実行の着手を同視する説(便宜上、同視説) 2つめは、実行行為と実行の着手を…

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【対話】司法試験刑法総論・原因において自由な行為の分析(1)

玄人 :今日は、原因において自由な行為論の分析に入る。 実行行為の理解と責任の理解が要求される点で刑法総論の中でも難しい論点なので頑張って欲しい。 では、具体例から行こう。 流相 :次のような事例があります。 ≪Aが酒の力を借りて甲…

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【対話】実行の着手を巡って(研究室404にて~その2)

前回からの続き 玄人:「実行の着手」って何だろうね? 神渡:「実行」というのは実行行為のことだと思います。そうすると、「実行の着手」とは、実行行為に着手することだと思います。 玄人:「着手」の国語辞典的な意味は何だろうね? 神渡:え~と、…

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