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『”ファイナル性”はあるのか?病院開設中止勧告事件(最判平成17年7月15日)』 【対話】司法試験論点分析◇行政法過去問講義-その18-◇平成25年度<第2問>
富公:病院開設中止勧告事件判例(最判平成17年7月15日)は、勧告の「処分」該当性について、どう判断しましたか? 流相:まず、結論として、 勧告は、行政事件訴訟法3条2項にいう『行政庁の処分その他公権力の行使に当たる行為』に当た…
詳細を見る『病院開設中止勧告事件判例(最判平成17年7月15日)におけるファイナル性の判断』 【対話】司法試験論点分析◇行政法過去問講義-その17-◇平成25年度<第2問>
富公:では、病院開設中止勧告事件(最判平成17年7月15日)におけるファイナル性の判断を見てみましょう。 この事件当時は、医療法と健康保険法は、今の医療法と健康保険法の内容と違っていました。 どう違っていたのかというと、勧告不服従が指定…
詳細を見る『個別行政法を使ったファイナル性の判断~“権限”の意味と関連して~』 【対話】司法試験論点分析◇行政法過去問講義-その16-◇平成25年度<第2問>
神渡:勧告する主体は「都道府県知事」(医療法30条の11)ですが、指定拒否する主体は「厚生労働大臣」で(健康保険法65条4項柱書)異なっています。 勧告(都道府県知事) ⇓ 不服従 ⇓ 指定拒否(厚生労…
詳細を見る『個別行政法を使ったファイナル性の判断』 【対話】司法試験論点分析◇行政法過去問講義-その15-◇平成25年度<第2問>
富公:言葉の本来の意味での“直接性”が認められなくても判断の最終性があるならば、判例の「処分」概念にいう「直接」性を充たすという理解で良いと思います。 “ファイナル性”を手始めに実際の法令を使って検討してみましょう。 ・医療法と ・健…
詳細を見る『ファイナル性と直接性』 【対話】司法試験論点分析◇行政法過去問講義-その14-◇平成25年度<第2問>
神渡:ですが、富公先生、直接性のことを先ほど、“ファイナル性”と整理されていました。 “直接性”と“ファイナル性”は違う気がするのですが・・・ 富公:おっ! 良いところに気がつきました。 “ファイナル”とはどういう意味ですか? 神…
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