憲法・刑法をメイン素材として【論点】を巡る学説を可能な限りシンプルに分析したり、【過去問】の分析などをしてます。 理系からロースクールに入学した女学生・【神渡(カント)さん】と、男性教授・【玄人(クロード)先生】の対話などを主として物語は進みます。 単に学説を分析するだけではなく、その分析結果を過去問や判例の理解にどう活かせるかについても検討する予定です。

タグ:分析

保障人的地位の共有【対話 司法試験論点分析】承継的共同正犯の山口新説を巡って・4

阪奈: 私も神渡さんに負けないように頑張るわよ~!  ということで、早速ですが、 後行者は先行者に共謀加担することによって、先行者の保障人的地位を共有する(山口厚『刑法総論[第3版]』(有斐閣、平成28年)375頁) …

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不作為犯からの正当化【対話 司法試験論点分析】承継的共同正犯の山口新説を巡って・3

阪奈: これまでの中間説は、 後行者が先行者の行為の効果を承継・利用して行為した場合に、承継的共犯の成立を肯定する(山口厚『刑法総論[第3版]』(有斐閣、平成28年)372頁) 阪奈:という学説だったわね。 神渡: そ…

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結論の妥当性を確保したい【対話 司法試験論点分析】承継的共同正犯の山口新説を巡って・2

流相: 山口先生の新説を答案に書く人はいないだろうし、勉強するだけ無駄では? 阪奈: 行為無価値論をただ覚えているだけの流相からしたらそうなるでしょうね。  ただ、私は、理解したいの!  試験に出る出ないは、だからあまり関係ないの、私…

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改説【対話 司法試験論点分析】承継的共同正犯の山口新説を巡って・1

---ロースクール1階のロビーにて--- 神渡: そういえば、阪奈さん、山口先生の刑法総論の第3版が出ているよ。 阪奈さんはもう読んだの? 阪奈: もっちろんよ!  神渡さん、私を誰だとお思い? 流相: それは、乱暴で、男が嫌いで…

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【一試論】表現の自由論(7)―憲法過去問(平成27年)その11―【対話】司法試験論点分析・終

流相: A市の反論を踏まえて、「あなた自身の憲法上の見解を論じ」るわけだね。  どうする? 阪奈: 私としては、大枠として、 使用者としての政府 広い裁量論 阪奈: いずれも否定して、Bに有利な主張をするわね。 …

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【使用者としての政府】?表現の自由論(6)―憲法過去問(平成27年)その10―【対話】司法試験論点分析

流相: 行政法の判例を憲法で書いても…  いったいどこに憲法論が? 阪奈: 立派に憲法論はあったじゃないの!  審査密度を高めるために、裁量過程を統制したのが、憲法論よ!  表現への萎縮効果を避けるために、裁量過程統制論を採用したの…

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【審査密度を高めるために】表現の自由論(5)―憲法過去問(平成27年)その9―【対話】司法試験論点分析

払猿: 今の神渡さんのように「裁量過程統制型」の審査基準を用いることも可能ですね。  で、結局、「裁量過程統制型」の審査基準を用いた場合、本件はどうなるのでしょうか? 流相: A市が正式採用の判断に当たって、BがY採掘事業に関して公の場…

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【他事考慮】表現の自由論(4)―憲法過去問(平成27年)その8―【対話】司法試験論点分析

阪奈: 「権利の論理」から途中で「制度の論理」に変わったことで、何か不都合でも?  それでいいんじゃない?  「利益侵害論」から「権利論」の「保護範囲論」に進んだけど、特定の憲法上の権利の保護範囲には含まれないことが判明したのであれば、…

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【4つの審査方法】表現の自由論(3)―憲法過去問(平成27年)その7―【対話】司法試験論点分析

払猿: Bの主張にできる限り沿った訴訟活動を行うという観点からは、Bを正式採用しなかったA市の判断をどう憲法的に統制していくのかが最重要課題となりますね。  では、どう考えましょうか? 阪奈: 小山先生の著書『「憲法上の権利」の作法 新…

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【制度の論理】表現の自由論(2)―憲法過去問(平成27年)その6―【対話】司法試験論点分析

阪奈: 検閲ではないわよね。  Bは表現することができているわけだから。  だから、「萎縮効果」をもたらすことは絶対的に禁止されるというわけではない…  不採用の理由が憲法的に許容されるのであれば、その不採用が「萎縮効果」をもたらした…

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分割指定【国際私法過去問・平成27年】―夫婦財産制<5>―【対話】司法試験論点分析(その5)

神渡: C土地の所有権に関するXとYの財産関係には、甲国法が適用されるということになりますね。 錆新: そうなるわね。  じゃ、(2)を検討しましょうか。 流相: これは、通則法26条2項3号の問題ですね。  この規定によればB土地…

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国籍国法vs本国法【国際私法過去問・平成27年】―夫婦財産制<4>―【対話】司法試験論点分析(その4)

錆新: 〔設問〕3の(1)から検討しましょう。 流相: XとYは2000年の来日直後に双方の署名と日付のある書面により、夫婦財産関係を甲国法によって処理する旨の合意をしています。  この合意により、C土地所有権に関するXYの財産関係にど…

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憲法過去問(平成27年)その5―表現の自由論(1)―【対話】司法試験論点分析

払猿: 「平等」を巡るBの訴訟代理人の主張はこれくらいでいいのではないでしょうか。  次は、差別以外でBが主張していることをBの訴訟代理人としてあなたはどのような憲法上の主張を行いますか?という問いに行きましょう。 流相: これについて…

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