憲法・刑法をメイン素材として【論点】を巡る学説を可能な限りシンプルに分析したり、【過去問】の分析などをしてます。 理系からロースクールに入学した女学生・【神渡(カント)さん】と、男性教授・【玄人(クロード)先生】の対話などを主として物語は進みます。 単に学説を分析するだけではなく、その分析結果を過去問や判例の理解にどう活かせるかについても検討する予定です。

【対話】司法試験論点分析-民法-過去問ゼミ(他人物売買)<平成18年 第1問>5

初戸:次は、1(2)の問題にいきましょう。
まず、流相君、問題を整理してください。

流相:はい!
Bから甲絵画を買ったCが甲絵画をAに返還しなければならないときの、BC間の法律関係について聞かれています。

初戸:どう考えますか?

流相:この「法律関係はどうなるか」とかいう問い方に答えるのは難しいです。
どうしたら良いんでしょうか?

初戸:そうですねぇ、流相君がCさんだとしてBに何を主張したいですか?

流相:え~と、甲絵画がないんですからBに支払った代金全額を返してくれと言いたいです。

初戸:ですよね?
その支払済代金の返還請求を法的にどう構成するかが問題ですね。

流相:債務不履行ですかね?

阪奈:違うんじゃないですか!!

流相:えっ、そうなの?

初戸:債務不履行って何でしょうか?

流相:債務の履行がないことです。

初戸:それはそうですね(笑)。
では、問い方を変えて・・・
債務不履行にはどういう種類がありますか?

流相:え~と、
・履行遅滞
・履行不能
・不完全履行
の3つかと思います。

初戸:一般的にはそうですよね。
では、この事例ではどの債務不履行に該当するのでしょうか?

流相:問題文からは明らかではありませんが、履行期に遅れたという事情はないですから履行遅滞ではなさそうです。
履行はなされていますから履行不能でもないです。
あっ、Bは他人Aの甲絵画をCに譲渡していますから不完全履行に該当しそうです。

初戸:そうきましたか。
なるほど、流相君は難しい議論に踏み込みたいのですね?

流相:えっ?えっ?

---次回へ続く---

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