憲法・刑法をメイン素材として【論点】を巡る学説を可能な限りシンプルに分析したり、【過去問】の分析などをしてます。 理系からロースクールに入学した女学生・【神渡(カント)さん】と、男性教授・【玄人(クロード)先生】の対話などを主として物語は進みます。 単に学説を分析するだけではなく、その分析結果を過去問や判例の理解にどう活かせるかについても検討する予定です。

【対話】司法試験 平成25年度憲法の分析(その7)

払猿:自分の意見を述べよという部分で何を書けば良いかは、その時に検討することにして、今は、ひとまず、Aの代理人としての立場からの議論をしましょう。

神渡:私が検討したいと思います。
たしかに、第1回目のデモ行進よりも第2回目のデモ行進後に、売上げが減少したとの苦情が増えています。また、第2回目のデモ行進後に事故発生への不安や騒音被害を訴える苦情が出されています。

まず、第2回目のデモ行進時、デモ行進が行われた道路で交通渋滞が発生し、そのため幹線道路に近接した静閑な住宅街の道路を迂回路として使う車が増えたことが交通事故発生への不安の原因です。これは、適切に交通整理をすることで交通事故発生への不安を解消することができます。それにより騒音被害も緩和されます。
そうしますと、 明らかに差し迫った平穏な生活環境破壊の危険が客観的事実に照らして具体的に予見可能とは言えません。抽象的な危険の予見にとどまると思います。

また、売上げ減少の点についてですが、デモ行進の影響で飲食店の売上げが減少したのかどうか、因果関係ははっきりしません。県内最大の商業ゾーンであるからこそ、そこでのデモ行進は多くの人に訴えかける効果があるわけですから、商業活動への支障があるかという因果関係判断は科学的根拠に基づき慎重になすべきだと思います。
そうしますと、商業活動に支障を来す危険は未だ抽象的な危険の予見にとどまると思います。

Aの代理人としては、以上のことを主張して、B県公安委員会の法要件該当性判断が憲法21条の「集会・・・の自由」を制限し違憲であるというべきではないかと思います。

流相:(なるほどね。すごいなぁ、僕マズイぞ)

払猿:よく考えていますね。私も良いのではないかと思いますよ。
そうすると、次はB県側の反論について検討しましょうか?

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信することができます。

17人の購読者に加わりましょう

参加ブログランキング

応援クリックのご協力お願いします!!
 ↓   ↓   ↓   ↓  
にほんブログ村 資格ブログ 司法試験へ

Twitter

About CopyRIght

※当ブログにおける文章および内容・キャラクターは当ブログオリジナルのものであり、著作権は当サイトにあります。
商用・私用を問わず当サイトの著作権記載の無い【無断転載・無断印刷・無断複製、模倣および転用】を固く禁じております。

※当サイトは司法試験に関するブログやサイトに限り、リンクフリーです。サイト名とリンクをお間違えの無いようお願いいたします。
また、当ブログへのコメント・トラックバック、クレジット付きのリンク引用などは歓迎しております。
その場合、連絡は不要です。

※不明な点や疑問点、ご指摘等ございましたら、下記問い合わせフォームよりご連絡いただけますと幸いです。


テキストリンクは以下をコピペでどうぞ。
<a href="司法試験分析.com">司法試験分析.com</a>

問い合せフォーム