憲法・刑法をメイン素材として【論点】を巡る学説を可能な限りシンプルに分析したり、【過去問】の分析などをしてます。 理系からロースクールに入学した女学生・【神渡(カント)さん】と、男性教授・【玄人(クロード)先生】の対話などを主として物語は進みます。 単に学説を分析するだけではなく、その分析結果を過去問や判例の理解にどう活かせるかについても検討する予定です。

【対話】司法試験 平成25年度憲法の分析(その6)

払猿:今、神渡さんが、第3回目のデモ行進には、明らかに差し迫った平穏な生活環境破壊などの具体的危険が生じているように思うということですが、どう考えますか?

流相:今は、Aの代理人としての憲法上の主張ですから、Aに不利になる事情をあえて取り上げる必要はないと思いますが・・・。
神渡さんの言ったことは、B県公安委員会の側からの反論で述べれば良いのではないかと思います。

神渡:ですが、一般的には自分に不利になる事情であってもその事情を自分に有利になるように主張することは大切な気がするのですが・・・。

払猿:流相君のような立場であれば、比較的議論はやりやすくなりますね。
神渡さんのような立場だと議論は高度になると思います。同じ事実に対して、訴訟当事者が評価しあうわけですから。
実際の訴訟ではどうなっているのでしょうか?

阪奈:自分に不利な事実を相手が主張してくることは明らかですので、その主張を否定するために前もって自分に有利になるように主張することもあると思います。
また、前もって主張しなくても、相手が主張してきた時点で、反対の評価を加えて主張するはずです。
ですので、私は、神渡さんの議論の仕方が良いのではないかと思います。

流相:いや、私もB県公安委員会が「具体的危険がある」と反論してきた場合、自分の意見を述べる際にいずれの主張が妥当かということを検討しますから、最終的には同じことになるはずですよ。

払猿:どちらが良いのか?ということですが、私としては次のように考えています。参考までに話してみましょう。
まず、司法試験というのは、実務家登用試験であるということです。実務家に要求される能力があるかを調べるための試験が司法試験ですから、実務家の訴訟の仕方とかけ離れた解答は望ましくないと思います。
そう考えると、実際の訴訟では、一般的に自分に不利な事実であっても自分に有利な評価を加えられないか実務家であれば必ず検討しているはずです。
そうであれば、その検討過程を答案にも書くことが求められているように私は思います。

流相:そうしますと、自分の意見を述べよという部分では、何をすれば良いのでしょうか?

払猿:それは、その時に検討しましょうか?
今は、ひとまず、Aの代理人としての立場からの議論をすることに集中しましょう。

流相:わかりました。

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