憲法・刑法をメイン素材として【論点】を巡る学説を可能な限りシンプルに分析したり、【過去問】の分析などをしてます。 理系からロースクールに入学した女学生・【神渡(カント)さん】と、男性教授・【玄人(クロード)先生】の対話などを主として物語は進みます。 単に学説を分析するだけではなく、その分析結果を過去問や判例の理解にどう活かせるかについても検討する予定です。

カテゴリー:民事系

「意思」から「関係」へのパラダイム転換ー【合意原則】5ー司法試験【対話式 論点分析】

初戸: たしかに、過激かもしれません。  近代契約法の基本原則である意思主義を修正するのが、「関係的契約理論」ですからね。 流相: そんな過激な理論を導入する必要ってあるんですか? 初戸: 必要があるから導入するんです。  もちろん…

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自律的規範vs他律的規範ー【合意原則】4ー司法試験【対話式 論点分析】

阪奈: 「契約目的に照らした契約規範の構築」という流れですね。  私的自治、契約自由の観点からは当たり前ではありますね。 初戸: その当たり前の原則から民法を捉え直すということです。  思想的には、当事者の「自律的意思決定」に重きを置…

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契約目的の重要性ー【合意原則】3ー司法試験【対話式 論点分析】

流相: 「給付保持力」を考えるうえで一番重要なのは…  何だろう? 神渡: たしか、「給付保持力」というのは、 「債権者が債務者からの給付を保持することのできる権能」(潮見佳男『プラクティス民法 債権総論[第3版](信山社、2007年…

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債権の本質「請求力」vs「給付保持力」ー【合意原則】2ー司法試験【対話式 論点分析】

初戸: 債権とは何か?に関して大きく2つの考え方があります。 阪奈:  権利意思説と権利利益説  ですね。 初戸: 良く知ってますね。  どういう内容ですか? 阪奈: 権利意思説とは、権利を、自然現象や他人の行為を支配す…

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特定物ドグマって?ー【合意原則】1ー司法試験【対話式 論点分析】

---コンコン--- 阪奈: 初戸先生、こんにちは。  今、よろしいでしょうか? 初戸: はい、どぉぞー。 阪奈: 失礼します。 ---ガチャ--- 阪奈: 授業後にすみません。  今日も初戸先生に質問があって神渡さんと2人で…

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【対話】司法試験論点分析-民事訴訟法-過去問講義-8<既判力・平成10年第2問>

流相:じゃ、建物買取請求権を後訴で行使することは前訴確定判決の判断内容と矛盾するということになる。 よって、小問3の建物買取請求権を行使して前訴確定判決の効力を争うことはできない、ということになる・・・? 阪奈:ノンノン! ここからが…

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【対話】司法試験論点分析-民事訴訟法-過去問講義-7<既判力・平成10年第2問>

神渡:でしたら、前訴確定判決に生ずる既判力は訴訟物である土地明渡請求権の存否にのみ生じ、建物収去義務にまでは既判力は生じないのではないですか? 流相:ふ~む、 たしかに! 既判力は訴訟物たる権利の存否にのみ生ずるわけだから・・・。 …

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【対話】司法試験論点分析-民法-過去問ゼミ(詐欺取消前の第三者-1-)<平成18年 第1問>8

初戸:では、大問2です。 事案はどうなっていましたか? 流相:えっと、 AがBに甲絵画を売却し、BがCに甲絵画を売却した後に、AがAB間の売買契約をBの詐欺を理由に取り消した、という事案です。 論点的には、「詐欺取消前の第三者」の問…

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【対話】司法試験論点分析-民法-過去問ゼミ(他人物売買-3-)<平成18年 第1問>7

初戸:561条の担保責任ではどういう処理がされるのでしょうか? 神渡:561条によると、買主は他人物の所有権を取得することができないとき、契約を解除することができます。 ただ、契約時に契約目的物が他人物であることを知っていたときは、損害…

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【対話】司法試験論点分析-民法-過去問ゼミ(他人物売買-2-)<平成18年 第1問>6

流相:難しい議論って何ですか? そんな議論に踏み込もうとは思っていないんですけど・・・ 初戸:まァ、半分は冗談ですから。 BがCに売却した甲絵画をAに返還しなければならないとき、なぜ、CはAにその甲絵画をAに返還しないといけないのです…

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【対話】司法試験論点分析-民法-過去問ゼミ(他人物売買)<平成18年 第1問>5

初戸:次は、1(2)の問題にいきましょう。 まず、流相君、問題を整理してください。 流相:はい! Bから甲絵画を買ったCが甲絵画をAに返還しなければならないときの、BC間の法律関係について聞かれています。 初戸:どう考えますか? …

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【対話】司法試験論点分析-民法-過去問ゼミ(詐欺取消後の第三者)<平成18年 第1問>4

神渡:初戸先生、公信力アプローチと対抗問題アプローチの対立は、これまで不動産取引で議論されてきたように思います。 不動産は動産と違って即時取得制度がありません。ですので、既存の制度である177条の対抗要件でことを決するという判例の考え方も…

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【対話】司法試験論点分析-民事訴訟法-過去問講義-6<既判力・平成10年第2問>

上場:では、最後に小問三を検討しましょう。 小問三はどういう問いですか? 流相:賃貸人Xの賃借人Yに対する建物収去土地明渡請求認容判決(前訴)が確定した後に、YがXに事実審口頭弁論終結前から存在する建物買取請求権を行使すること(後訴)が…

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