憲法・刑法をメイン素材として【論点】を巡る学説を可能な限りシンプルに分析したり、【過去問】の分析などをしてます。 理系からロースクールに入学した女学生・【神渡(カント)さん】と、男性教授・【玄人(クロード)先生】の対話などを主として物語は進みます。 単に学説を分析するだけではなく、その分析結果を過去問や判例の理解にどう活かせるかについても検討する予定です。

カテゴリー:憲法過去問分析

【対話】旧司法試験 平成22年度 憲法の分析(2)

払猿 :A県下の洗髪設備なしの理容所が現状のままでの営業が出来ないという不利益を憲法論としてどう組み立てたら良いでしょうか? 流相 :え~と、営業の自由の侵害と構成します。 払猿 :営業の自由は、憲法何条で保障されていますか? 流相 …

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【対話】旧司法試験 平成22年度憲法の分析(1)

払猿 :さて、今回は、古いですが、「思考枠組」に照らして旧司法試験の憲法過去問を分析しましょう。 まずは、問題です。 ≪平成22年度旧司法試験第二次試験論文式試験問題 【憲 法】 第1問 理容師法は,「理容師の資格を定…

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放課後の一こま

流相 :しかし、憲法はほぼいきなり過去問の検討をしたよなー。 神渡 :私、ついていけないかと思ったけど、憲法の「思考枠組」を始めに勉強したから、以外にスムーズに過去問の分析に入っていけたわ。 阪奈 :そうよね。 「思考枠組」があるのとないの…

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【対話】司法試験 平成25年度 憲法過去問の分析(15)終

払猿 :Aの訴訟代理人としては、「厳格審査基準」、つまり「規制目的がやむにやまれぬ必要不可欠なものである」かどうかで判断する、という筋で良いでしょう。 次は、B側の反論のポイントのみを簡潔に述べる部分ですね。 阪奈 :それにつきましては、先…

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【対話】司法試験 平成25年度 憲法過去問の分析(14)

払猿 :本問では、政治的「信条」を主たる理由とする別異取扱いがなされています。 では、その制限強度はどうでしょうか? 流相 :別異取扱いは、政治的信条を理由としていると考えられますので、内容規制だと思います。 また、B県立大学の教室は、「パ…

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【対話】司法試験 平成25年度 憲法の分析(13)

払猿:次は、何をもって相対的平等、つまり、”合理的区別”と判断するかですね。 これは、「正当化論」のレベルの問題です。 Aの訴訟代理人として、どう主張しますか? 神渡:「二重の基準論」の考え方で、”合理的区別”であるか否かを判断します。 精…

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【対話】 司法試験 平成25年度 憲法の分析(その12)

払猿 :「利益状況の確認」は、それで良いので、次は、「保護範囲論」に行きましょう。 阪奈 :「利益状況の確認」で確認したように、Aは経済学部のゼミへの扱いと比べて不平等な取り扱いを受けています。これは、大学側も明確に主張しているように、政治…

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【対話】 司法試験 平成25年度憲法の分析(その11)

払猿:デモ行進申請不許可処分については、既に検討しました。 次に、B県立大学の教室使用申請不許可処分について、これまでの「思考枠組」に照らして検討しましょう。 「思考枠組」は、 (1)利益状況の確認 (2)保護範囲論 (3)正当化論 です。…

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【対話】司法試験 平成25年度憲法の分析(その10)

払猿:「あなた自身の見解」を述べるにあたって、まずは、これまでの議論の筋をまとめておきましょう。誰かまとめてみてください。 流相 :はい。 「主張」として、デモ行進の自由は「集会・・・の自由」で憲法上保障され、その自由は「集会・・・の自由」…

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【対話】司法試験 平成25年度憲法の分析(その9)

阪奈:本問のデモ行進の自由は、政治的主張のためのデモ行進であることは明らかですから、精神的自由権の問題であることは認めた上で反論をすることが適切な訴訟追行に必要だとおもいます。 ですので、デモ行進の自由は憲法21条で保護されることを認めた上…

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【対話】司法試験 平成25年度憲法の分析(その8)

払猿:次は、B県側の反論について検討しましょう。 どなたか挑戦してください。 流相:はい(神渡さんに負けていられない) 。 B県側としては、次の反論をします。 問題文では、「ポイントのみを簡潔に述べた上で」とありますので、箇条書きで示したい…

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【対話】司法試験 平成25年度憲法の分析(その7)

払猿:自分の意見を述べよという部分で何を書けば良いかは、その時に検討することにして、今は、ひとまず、Aの代理人としての立場からの議論をしましょう。 神渡:私が検討したいと思います。 たしかに、第1回目のデモ行進よりも第2回目のデモ行進後に、…

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【対話】司法試験 平成25年度憲法の分析(その6)

払猿:今、神渡さんが、第3回目のデモ行進には、明らかに差し迫った平穏な生活環境破壊などの具体的危険が生じているように思うということですが、どう考えますか? 流相:今は、Aの代理人としての憲法上の主張ですから、Aに不利になる事情をあえて取り上…

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