憲法・刑法をメイン素材として【論点】を巡る学説を可能な限りシンプルに分析したり、【過去問】の分析などをしてます。 理系からロースクールに入学した女学生・【神渡(カント)さん】と、男性教授・【玄人(クロード)先生】の対話などを主として物語は進みます。 単に学説を分析するだけではなく、その分析結果を過去問や判例の理解にどう活かせるかについても検討する予定です。

カテゴリー:憲法過去問分析

【政教分離】―憲法過去問(平成24年)―【対話】司法試験論点分析・1

---講義後の教室にて--- 神渡: 阪奈さん、  私、今、平成24年の憲法過去問を検討しているのだけど、難しいの。  一緒に考えるの手伝ってくれないかしら? 阪奈: もちろん!  その問題は一度検討したことがあるの。  でも、…

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【一試論】表現の自由論(7)―憲法過去問(平成27年)その11―【対話】司法試験論点分析・終

流相: A市の反論を踏まえて、「あなた自身の憲法上の見解を論じ」るわけだね。  どうする? 阪奈: 私としては、大枠として、 使用者としての政府 広い裁量論 阪奈: いずれも否定して、Bに有利な主張をするわね。 …

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【使用者としての政府】?表現の自由論(6)―憲法過去問(平成27年)その10―【対話】司法試験論点分析

流相: 行政法の判例を憲法で書いても…  いったいどこに憲法論が? 阪奈: 立派に憲法論はあったじゃないの!  審査密度を高めるために、裁量過程を統制したのが、憲法論よ!  表現への萎縮効果を避けるために、裁量過程統制論を採用したの…

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【審査密度を高めるために】表現の自由論(5)―憲法過去問(平成27年)その9―【対話】司法試験論点分析

払猿: 今の神渡さんのように「裁量過程統制型」の審査基準を用いることも可能ですね。  で、結局、「裁量過程統制型」の審査基準を用いた場合、本件はどうなるのでしょうか? 流相: A市が正式採用の判断に当たって、BがY採掘事業に関して公の場…

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【他事考慮】表現の自由論(4)―憲法過去問(平成27年)その8―【対話】司法試験論点分析

阪奈: 「権利の論理」から途中で「制度の論理」に変わったことで、何か不都合でも?  それでいいんじゃない?  「利益侵害論」から「権利論」の「保護範囲論」に進んだけど、特定の憲法上の権利の保護範囲には含まれないことが判明したのであれば、…

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【4つの審査方法】表現の自由論(3)―憲法過去問(平成27年)その7―【対話】司法試験論点分析

払猿: Bの主張にできる限り沿った訴訟活動を行うという観点からは、Bを正式採用しなかったA市の判断をどう憲法的に統制していくのかが最重要課題となりますね。  では、どう考えましょうか? 阪奈: 小山先生の著書『「憲法上の権利」の作法 新…

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【制度の論理】表現の自由論(2)―憲法過去問(平成27年)その6―【対話】司法試験論点分析

阪奈: 検閲ではないわよね。  Bは表現することができているわけだから。  だから、「萎縮効果」をもたらすことは絶対的に禁止されるというわけではない…  不採用の理由が憲法的に許容されるのであれば、その不採用が「萎縮効果」をもたらした…

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憲法過去問(平成27年)その5―表現の自由論(1)―【対話】司法試験論点分析

払猿: 「平等」を巡るBの訴訟代理人の主張はこれくらいでいいのではないでしょうか。  次は、差別以外でBが主張していることをBの訴訟代理人としてあなたはどのような憲法上の主張を行いますか?という問いに行きましょう。 流相: これについて…

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憲法過去問(平成27年)その4―審査基準論―【対話】司法試験論点分析

流相: (1)「平等」の内容は、合理的区別を認める相対的平等 (2)「信条」に基づく不利益取扱いがある 流相:ということになるね。これまでの流れでは。 で、次に、「信条」に基づく不利益取扱いが合理的区別に基づくのか否か?…

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【相対的平等】憲法過去問(平成27年)その3―保護範囲論(2)―【対話】司法試験論点分析

流相: (1)Cと反対意見の具体的内容や意見表明に当たってとった手段・行動に大きな違いがあるにも関わらずCと自分を同一に扱ったことが差別である。 流相: という主張、つまり、他と違うのに他と同じように不利益に扱われたという主…

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憲法過去問(平成27年)その2―利益侵害論<2>と保護範囲論―【対話】司法試験論点分析

阪奈: 過去の表現・発言を理由に正式採用をしなかったことがBにどういう利益侵害をもたらしたのか?ということですね。 払猿: そういうことです。  どうでしょう? 流相: Bの信条を理由にBに不利益を課すものとして憲法19条違反の問題に…

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憲法過去問(平成27年)その1―利益侵害論<1>―【対話】司法試験論点分析

払猿: 今回は、平成27年の憲法過去問を分析しましょう。  皆さん、少なくとも問題文は読み込んでいますね? 流相: もちろんです、払猿先生! 阪奈: 私もです。 神渡: 私も読んできました。 払猿: 皆さん読んできているようで良か…

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【対話】旧司法試験 平成22年度(第1問) 憲法の分析(3)

払猿 :保障範囲を制限するという神渡さんの主張に対して阪奈さんはどう反論しますか? 阪奈 :営業の自由と自己実現の関係をどう考えるかですよね。 私としては、営業の開始・終了だけを「営業の自由」の核心としたのでは、「営業の自由」の保障は片…

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